アルパの基本知識をご紹介
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【アルパの各部位の紹介】
アルパ全体図
- 図1 -
ペグ aぺグ(糸巻き、弦調節ネジ)
ぺグと呼ばれる金具です。この金具は一本の弦に一つ付いていてこの金具を回す事で音の高さを調節します(チューニング)。ネジのようにグルグルと回すと弦が巻き上がります。勿論ピンと張られた弦のペグをグルグルと回せば弦はパチンっと切れてしまいますので勢いよく回すのは弦の交換の際など弦を巻き上げる時だけです。普段のチューニングの際は音の高さに合わせてネジを締めたり緩めたりの微調節程度に回します。
共鳴版b共鳴板(共鳴胴)
アルパの胴体部分です。弦の響きが直接伝わる部分でアルパの音色はこの部分の状態で良くも悪くもなる重要な部分です。共鳴板にひび割れ等が入ってしまうと、音割れが発生したり、音の響きにも影響してきます。一見、丈夫そうな太い胴体ですが、共鳴板は薄い木の板で出来ており、中は空洞です。強い衝撃に耐えられるものではないので転倒等には注意しましょう。
図1参照c支柱部
見ての通りの支柱部分です。アルパはそんなに重いものではありませんので、大人の方であればこの部分を掴んであげると片手で容易に持ち運べます。但し、狭い場所や、階段では周りにぶつけない様に充分注意して下さい。
サウンドホールdサウンドホール
普段はあまり目立つものではありませんが、アルパのサウンドホールです。エクアドルやペルーのアルパは共鳴板(胴体部)などにサウンドホールがあいているものもありますが、パラグアイのアルパは下(底)部にあります。また、パラグアイのアルパのサウンドホールの数は一つが主流ですが、最近ではサウンドホールが2つあるアルパもあります。当店で取扱中のアルパは基本的には画像の様に下(底)部に1つのサウンドホールをもっています。
【アルパの弦・チューニング】
アルパ弦
- 図2 -
アルパは36〜37本の弦があります。弦の太さはそれぞれ異なり細い弦ほど高い音階になっています。一番太く、低い音の出る弦は支柱側の一番端にある弦です。反対に一番細く高い音が出る弦は、アルパを演奏するときの演奏者側の一番端にある弦です。
見え難いかもしれませんが、左画像では、右側にいくほど弦が細くなっていますので、右側に行くほど音は高い音が出ます。
弦の長さで言うと、一番長い弦が一番低い音が出る弦で、弦の長さが短かくなるにつれ、高音になります。 (-図2-参照)

アルパの弦はナイロンで出来ています。弦は白(透明)、赤、青、と3色の色に分かれていますが、これは演奏し易くする為です。
実際に何色の弦がどの音名になるのか、は-図3-で示してあります。※音名というのは、【ドレミファソラシド】の事です。-図3-の区切り枠一つが一本の弦としてみてください。赤い弦は赤く(ピンク)、青い弦は青く(水色)してあります。

●楽器は初めてという方は、-図3-の3段目【パラグアイのアルパ】の音名で覚えましょう。赤い弦をFキーの【ド】、青い弦は【ソ】とした音名です。赤い弦を【ド】とするこの音名は、パラグアイのアルパで一般的な音名です。この様にして、-図2-を見てみると一番左端にある白い弦の音は何になるでしょう?・・・・一番左端の弦の一本右隣りの弦が青色(メjですので、一番左端の弦は【ファ】という事になります。
弦の色
一般的な音階(ピアノ) ファ シb ファ
コード F G A A# C D E F
パラグアイのアルパ ファ
- 図3 -
●過去に、例えばピアノを習っていたりしていて、絶対音感※1がある人は-図3-3段目の【パラグアイのアルパ】の音名で覚えると、【ド】を弾くたび【ファ】に聴こえる、という様に抵抗感や不自然感を感じると思うので、そういう方は下図一段目の【一般的な音名】で青い弦を【ド】、赤い弦は【ファ】と感じたままに覚えた方がやりやすいでしょう。ただし、-図4-でも分かる様に【一般的な音名】で覚えた場合は、【シ】の音だけは長音(ピアノで言うと白い鍵盤)ではなく半音(ピアノでいうと黒鍵盤)になります。

※1 絶対音感とは、任意の音の高さを、他の音との比較なしに認識できる迫ヘです。ピアノでこの音は何?と音当てクイズをした時、絶対音感のある人は、ドの音は「ド」、レの音は「レ」と、瞬時に判別出来ます。余談ですが、絶対音感のある人に「ドレミのうた」を歌わせると、たまに歌詞を間違える人がいるそうです。この場合、その人の頭の中で、「ド〜はド〜ナツ〜の〜ド〜」という歌詞と、「ド〜レミ〜ドミ〜ド〜ミ〜」というメロディとが重なってしまい、「ド〜はド〜ナツ〜のミ〜」や、「・・レ〜はレモンのファ〜」と歌ってしまうそうです。もし【ドレミのうた】を歌う時に、このような失敗をした人がいたならば、その人はきっと絶対音感をもっているのでしょう。】

ピアノ
- 図4 -
ペグチューニングチューニング※2はアルパのみならず、弦楽器にとって、とても大切な作業です。
いくら演奏が上手くても、音がずれていたらせっかくの美しいメロディーも台無しになってしまいますので、演奏前には音をチェックする様にしましょう。
「長い間アルパを弾かずに放置していた」、「弦が切れてしまった」等という場合を除けば、普段アルパの弦の音(低音の弦ほど安定しています)が大きく狂うことはありません。音が狂っていたとしても半音〜1音程度ズレている、という状態ですので、慣れてしまえば数分で済んでしまいます。※弦の交換をしてから暫くの間は、弦が安定せずに音が狂いやすくなりますが、そのうちに他の弦と同じ様に音は安定してきますので心配はいりません。
ペグの方向 弦の音 弦の張り
右へ回す 高くなる きつくなる
左へ回す 低くなる ゆるくなる
ピアノやキーボードを使用して、アルパのチューニングを行う時は、-図4-の様に行いましょう。
チューナーを使ってチューニングを行う時は-図3-のコードキーの様に合わせます。(赤弦のドをF、次の白弦のレはG・・に合わせます)
音の高さはペグ(弦調節ネジ)で調節します。チューナーを使用してチューニングをした場合、赤い弦【ド】を弾いてみたときに、【F】ではなく【E】になっていたとしたら、音を高くしなければいけませんね。手順としては、まずこの時弾いた赤い弦を上に辿っていき、その弦が巻かれているペグを確認します。(間違えて隣りのペグを回さないよう注意しましょう)上から見ると左図の様に見えます。赤い弦が巻いてあるペグを少し右に回してから、もう一度同じ弦を弾いて音を確認してみましょう。まだ低い場合は、再度ペグを少し右に回してから音を確認します。ペグを右に回せば弦が音は高くなります。音が【F】になったら次は隣りの【レ-G】の弦も同じ様に音を合わせていきます。音を高くする場合はペグを右へ、反対に低くしたい時は左へ回します。

※2チューニングというのは、弦の音が正しいかどうか調べる作業です。アルパでいうならば、赤い弦を弾いた時その音がきちんと【ド(F)】の音になっているか調べる事です。オーケストラの演奏会で演奏に入る前にオーボエの音(A)を合図にを各楽器が一斉に一定の音を出している光景を目にした事がある方も多いでしょうが、これは各楽器の音は合っているか、とチューニングをしているのです。

【その他の豆知識】
アルパの演奏には細かな決まり事(規則)はありません。演奏者の好きなように(自由)に演奏しましょう、というのが民族楽器の魅力でもあります。※以下に(参考までに)基本姿勢についてご案内しますが、他に演奏し易い姿勢があれば自己流でも高「ません。
アルパは基本的に立ち演奏をする場合と、イス等に座って演奏する場合があります。アルパの脚は通常は2本ですが、立ち演奏をする場合は、アルパの下(底)部に脚を取り付ける(追加する)必要があります。
立ち演奏の際も、座って演奏する際も、アルパは右肩に置きます。※アルパを置く角度は個人差がありますので何とも言えませんが、演奏しているうちに、自分に丁度良い(弾きやすい)角度が分かってきます。アルパの演奏の際、肩に力が入っていると演奏まで硬くなってしまい、指もスムーズに動きませんので、あまり力まないで楽しく演奏しましょう。
座って演奏をする際は、足がアルパに当たらない様にします。丁度アルパの共鳴胴を両足で挟む様な格好になりますが、足が共鳴胴に当たっているとアルパの音の響きにも影響しますので気をつけましょう。

アルパの演奏は左手、右手共に小指は使わず、8本の指を使って演奏します。主に、左手は低音部、右手は高音部を弾きます。また、基本的には左手でリズムを刻み、右手でメロディーを奏る様になります。
ご存知のとおり、アルパは爪で弦を弾きます。爪の長さには個人差がありますが、掌側から指先を見て、爪が指先から少し(数ミリ)見えていればよいと思います。爪で弾くと言って、あまり長く伸ばしても、逆に爪が弦に引っ掛かってしまい上手く演奏できない事があります。また、2枚爪や、割れた爪等等は弦に引っ掛けてしまいますのでヤスリなどで滑らかにしておきましょう。爪の長さもアルパを何度か弾いているうちに、自分に合う(弾きやすい)長さというのが分かってくると思います。

【アルパの基本リズム】
アルパの基本リズムを図解と楽譜、音でご紹介しています。

アルパの音は、聴き取り易い様に実際よりも1オクターブ高い音階で録音されていますのでご了承下さい。
尚、以下の音で若干ノイズが入る箇所がございますが、ご了願います。
実際に当店で販売中のアルパの音色はこちらでお聴きください。

指ナンバー
- 図5 -
パラグアイの楽曲(アルパの演奏曲)にはよく使われる、代蕪Iなリズムのパターンがあります。
リズムパターンは様々な楽曲に応用する事が出来、覚えておくと演奏の幅が広がりますので、ここでご紹介したいと思います。
以下に幾つかの代蕪Iなリズムを図解と楽譜、また分かりやすいように音でご紹介しています。

ここではリズムのご紹介ですので、基本的には左手を使い、低音部でリズムを刻みます。

【図の見方】
黄色い丸印が弾く弦を示しています。楽譜でいう四分音符の長さを1行として縦に進んで見て下さい。(イメージ的には一般的な楽譜を90度回した感じです。)例えば行の真ん中にある印は、その弦を四分音符の長さで弾くという意味です。黄色の印が同じ行の同じ位置(高さ)に2つある場合は、その2つの弦を同時に弾くという意味です。また、図解の左端の番号は-図5-の番号の指で弾くと、スムーズに演奏できます(指使いです)。
※尚、【GUARANIA】や【GALOPA】というのは、リズムの名前です。
解説図
guarania-galopaguarania-galopa_g PLAY
guarania1guarania1_g PLAY
guarania2guarania2_g PLAY
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